美味しい松葉ガニ、セコガニ(親ガニ)、若松葉ガニの見分け方
山陰の冬の味覚の王者である松葉ガニの中でも、より美味しいカニがあるという事をご存知でしょうか?
しかもここだけの話、その美味しい松葉ガニには見分ける方法があるのです。
せっかく松葉ガニを食べるなら、少しでも美味しいカニを食べたいですよね? そんな美味しい松葉ガニの見分け方をご紹介しましょう。
美味しい松葉ガニの見分け方
手に持ったときにずっしりと重みがあり、殻の固い松葉ガニほど身の入りが良いと言われています。脚のとれた松葉ガニは見た目が悪いので美味しくなさそうですが、それは関係なく味は通常のものと変わりません。
甲羅に黒くて丸いものがたくさん付いている松葉ガニがありますが、これはカニビルの卵で松葉ガニに対して悪影響があるものではありません。
カニビルとは
体長約10cm程の海に住むヒルの一種です。
松葉ガニの甲羅を産卵場所として利用していますが、松葉ガニの体内に寄生したり、松葉ガニの体液を吸う事はありません。
美味しいセコガニ(親ガニ)の見分け方
ご自分で選ばれる時は、外子がぽってりしている物が良いでしょう。
外子が黒味がかかっているものは黒子と呼ばれ、黒い程、それだけ卵内の子ガニが発育していて孵化が近く、次の産卵のため、卵巣(内子)が発達しているとみなされます。
よって、通の間では、黒子を持つセコガニ(親ガニ)には内子が比較的多く入っていると言われ、より珍味度が高くなります。 また、外子がオレンジがかかったものは赤子(※)と呼ばれ、料理の見た目も美しくなるので、カニ汁、カニ飯等にはこちらを使用する場合が多いです。
※山陰・但馬地方では、黒子に対して赤子と呼びますが、正式には産卵期の遅い、初産の親ガニが抱卵する眼点が未発達の外子を指します。
美味しい若松葉ガニの見分け方
松葉ガニと比べて殻が柔らかくて軽く、ハサミの細いものがそうです。
松葉ガニと同様、持ったときにずっしりと重みがあるものがよいでしょう。